「できるだけ人件費を抑えて、お店を運営したい」
「スタッフがいなくても営業できる店舗を作りたい」
そんな考えから、無人・省人店舗に注目する人が増えています。
スマートロック、予約システム、キャッシュレス決済、防犯カメラなどを組み合わせれば、これまでスタッフが行っていた「受付・鍵の受け渡し・会計」などの仕事を自動化できます。
この記事では、実際に運営されている無人・省人店舗の成功事例8選を紹介しながら、成功する店舗に共通するポイントを分かりやすく解説します。
さらに、無人店舗を始めるために必要な費用や、よくある失敗、スマートロックの選び方まで紹介します。
「これから無人店舗を始めたい」という方はもちろん、「今の店舗を省人化したい」という方にも役立つ内容です。
目次
実際の無人・省人店舗の成功事例8選
1.ファミリーマート「無人決済コンビニ」
大手コンビニのファミリーマートも、無人決済店舗を展開しています。
2021年3月に「ファミマ!!サピアタワー/S店」を開店。その後、駅構内、大学、病院、物流施設などにも展開しています。2024年9月時点で44店舗を展開していると、ファミリーマートが公表しています。
特徴は、完全に「人をなくす」のではなく、無人決済を活用して店舗運営を効率化していることです。
また、有人店舗と無人店舗を組み合わせる「ハイブリッド運営」も可能です。
成功ポイント
- 人手不足への対応
- 短時間で買い物できる
- 駅・病院・学校などに展開しやすい
- 有人+無人の組み合わせも可能
2.完全無人書店「ほんたす」
「本屋を無人で運営する」という面白い事例が、日本出版販売の「ほんたす」です。
1号店の「ほんたす ためいけ 溜池山王メトロピア店」に加え、2号店「あゆみBOOKS杉並店 supported by ほんたす」でも無人運営の仕組みが導入されています。
入店にはQRコードによる解錠を利用。
つまり、
入店 → 本を選ぶ → 買い物 → 退店
という流れを、スタッフが常に店頭にいなくても成立させています。
「本屋=店員が必要」というイメージを変えた事例です。
成功ポイント
- QRコードによる入退店管理
- 防犯カメラとの組み合わせ
- 無人でも安心できるセキュリティ
- 空きスペースを店舗として活用しやすい
3.セルフ脱毛「ONESELF」
無人ビジネスの成功事例として特に紹介しやすいのが、セルフ脱毛サロン「ONESELF」です。
「会わないって、合ってるかも」をコンセプトに、完全非対面型のサービスを展開しています。
予約から支払いまでLINEで完結し、店舗ではスタッフと対面することなく利用できます。
RemoteLOCKの導入事例によると、2021年1月の創業から69店舗まで拡大しています。
これは、今回の記事の「成功パターン8選」と非常に相性がいい事例です。
成功ポイント
- 予約をオンライン化
- 決済をオンライン化
- スマートロックで入店
- 店員と会わずに利用
- 多店舗展開しやすい
まさに、
予約 → 決済 → 入室 → 利用
を自動化したモデルです。
4.24時間無人ジム「SPIC GYM」
SPIC GYMは、24時間無人ジムの事例です。
KEYVOXを利用して入退室を管理しています。
会員だけが入れる仕組みを作ることで、スタッフが常に受付にいなくてもジムを利用できます。
無人ジムの場合、
会員登録 → 決済 → 入館 → トレーニング
という流れを自動化できることが大きなメリットです。
成功ポイント
- 24時間営業
- 会員制との相性が良い
- スマートロックで入館管理
- スタッフの受付業務を削減
5.個室サウナ「ROKU SAUNA」
個室サウナも無人化との相性が良い業態です。
ROKU SAUNAでは、予約した利用者がスマートロックを使って入室する仕組みが導入されています。
RemoteLOCKの事例では、予約時間だけ有効な暗証番号を自動発行する仕組みが紹介されています。
例えば、
「19:00〜20:00に予約」
↓
「19:00から使える暗証番号を発行」
↓
「20:00以降は使えない」
という管理ができます。
これは無人店舗のスマートロック活用例として、とても分かりやすいです。
6.無人・キャッシュレス書店「Naramachi BookSpace」
奈良には、完全無人・キャッシュレスの会員制書店という珍しい事例もあります。
「Naramachi BookSpace」はRemoteLOCKの導入事例として紹介されており、会員制とスマートロックを組み合わせています。
これは、
会員登録 → 入室 → 本を購入 → 退店
という仕組みです。
「会員制+スマートロック」は、無人店舗を作るときの非常に参考になるモデルです。
7.ホテル内無人店舗「BL*MART」
福岡の「BASE LAYER HOTEL 福岡」では、ホテル1階に無人店舗「BL*MART」を導入しています。
24時間利用できる無人店舗として運営されています。
ホテルに宿泊している人にとっては、
「夜中に飲み物が欲しい」
「ちょっとした食品を買いたい」
というときに便利です。
ホテルの中にあるため、既存施設の利用者をそのまま無人店舗の顧客にできる点も面白いところです。
成功ポイント
- ホテル利用者をそのまま顧客にできる
- 24時間営業
- スタッフの販売業務を減らせる
- 既存施設に追加しやすい
8.企業向け無人コンビニ「心幸ストア」
一般のお客さん向けだけでなく、企業の中に無人コンビニを作るというモデルもあります。
心幸の「心幸ストア」では、物流施設や工場などに24時間営業の無人コンビニを導入しています。
例えば、京セラ東近江工場では、平日日中のみの有人売店から24時間営業の無人コンビニへ変更。従業員がいつでも商品を購入できるようになっています。
このモデルの面白いところは、「人が少ない場所でも、そこにいる人を顧客にできる」ことです。
8店舗を比較すると分かる「成功の共通点」
これらの事例を見ると、無人店舗にはある共通点があります。
| 店舗 | 無人化の方法 | 成功ポイント |
|---|---|---|
| ファミリーマート | 無人決済 | 人手不足対策 |
| ほんたす | QR入店+無人決済 | 本屋の無人化 |
| ONESELF | 予約+決済+スマートロック | 完全非対面 |
| SPIC GYM | 会員+スマートロック | 24時間営業 |
| ROKU SAUNA | 予約+暗証番号 | 個室型との相性 |
| Naramachi BookSpace | 会員制+スマートロック | 完全無人書店 |
| BL*MART | 24時間無人販売 | ホテルとの組み合わせ |
| 心幸ストア | 無人コンビニ | 工場・物流施設に展開 |
そして、一番大事なのは、
「無人だから成功した」のではない
ということです。
成功している店舗は、
① 無人化と相性の良いビジネスを選ぶ
↓
② 予約・会員登録・決済をオンライン化する
↓
③ スマートロックで入店を自動化する
↓
④ 防犯カメラなどで遠隔管理する
↓
⑤ 必要なときだけスタッフが対応する
という仕組みを作っています。
つまり、「無人店舗」というより「自動で回る店舗システム」を作っていると考えたほうが分かりやすいです。
この記事に追加するなら、特に 「ONESELF」「ほんたす」「ROKU SAUNA」「SPIC GYM」 の4事例は、スマートロックとの関係が明確なのでおすすめです。RemoteLOCKだけでも、レンタルスペース、個室サウナ、脱毛、インドアゴルフ、書店など多数の導入事例が公開されています。
また、無人販売・無人コンビニ系では、TOUCH TO GOが2025年4月時点で200店舗以上への導入実績を公表しており、ファミリーマート、KINOKUNIYA、三越伊勢丹、JR系などへの導入事例も公開しています。






