「無人経営を始めたいけど、結局どのビジネスが一番いいの?」
無人販売店、コインランドリー、レンタルスペース、トランクルーム、無人ジム、インドアゴルフなど、現在はさまざまな無人・省人ビジネスがあります。
例えば、利益を大きく狙えるビジネスは初期投資も大きくなりやすく、逆に少ない資金で始められるビジネスは、1店舗あたりの利益も小さくなりやすい傾向があります。
そこでこの記事では、無人経営を、
- 儲かる1位
- 楽さ1位
- 少ない資金で始めやすい1位
の3つに分けて比較します。
目次
結論:無人経営の3部門1位
まず結論から見てみましょう。
| 部門 | 1位 | 初期費用の目安 | 収益の特徴 |
|---|---|---|---|
| 💰 儲かる | 無人インドアゴルフ | 約1,500万~2,500万円 | 高単価・会員制で大きな売上を狙いやすい |
| 😴 楽さ | トランクルーム | 約200万~1,500万円以上 | 清掃・接客・商品補充が少ない |
| 💴 資金の少なさ | レンタルスペース | 約45万~150万円程度 | 小規模な1室から始めやすい |
ただし、これは「誰がやってもこの結果になる」というランキングではありません。
実際には、立地・家賃・物件条件・競合・集客力によって収益が大きく変わります。
そのため、「1位=必ず儲かる」という意味ではなく、各ビジネスの特徴を比較するための目安として考えてください。
一番「儲かる」を狙いやすい無人経営
無人インドアゴルフ

大きな利益を狙いたい場合に候補になるのが、24時間型の無人インドアゴルフです。
インドアゴルフの大きな特徴は、商品を1回売って終わりではなく、月額会員制にできることです。
例えば、
月額10,000円の会員が100人いれば、
10,000円 × 100人=月100万円
となります。
200人なら、
10,000円 × 200人=月200万円
です。
もちろん実際には会費設定、会員数、稼働率、家賃、光熱費、ロイヤリティなどによって利益は変わります。
実際に公開されている無人インドアゴルフの業態モデルでは、初期投資1,500万~2,500万円程度、月商100万~200万円程度という例があります。
また、GOLFERS24の公開事例では、3年目の年間売上2,426万円、営業利益967万円という本部提供シミュレーションも紹介されています。
ただし、これは特定ブランドによるシミュレーションであり、利益を保証する数字ではありません。
なぜ儲けやすいの?
理由は「単価」と「ストック収入」です。
普通の無人販売店なら、
商品を1個売る
↓
売上が発生する
↓
また商品を仕入れる
という流れになります。
一方、会員制インドアゴルフなら、
会員になる
↓
毎月料金を支払う
↓
翌月も利用する
というモデルにできます。
つまり、継続課金による売上を作りやすいのが強みです。
ただし初期投資は大きい
最大のデメリットは資金です。
シミュレーター、内装、空調、防音、入退室システムなどが必要になるため、1,000万円を大きく超えるケースもあります。
したがって、
「一番儲かる可能性」=「一番始めやすい」ではありません。
むしろ、
「資金を投入して大きな店舗を作り、会員を集める」
という投資型ビジネスに近いでしょう。
一番「楽」に運営しやすい無人経営
トランクルーム

「できるだけ人と接したくない」
「毎日店舗に行きたくない」
という人に向いているのがトランクルームです。
トランクルームは、基本的に利用者へ収納スペースを貸し出すビジネスです。
飲食店のように、
- 食材を仕入れる
- 商品を補充する
- 調理する
- 接客する
といった作業がありません。
また、レンタルスペースのように利用者が毎回入れ替わる時間貸しでもありません。
一度契約した利用者が、長期間利用してくれる可能性があります。
どれくらい儲かる?
例えば、35室の屋内型トランクルームの公開事例では、
- 月間売上:約60万円
- 月間ランニングコスト:約38.5万円
- 年間売上:約720万円
- 年間ランニングコスト:約462万円
- 年間収益:約258万円
というシミュレーションが紹介されています。
ただし、これは満室時の試算であり、土地代・税金・借入金返済などを含む最終的な手残りとは異なります。
また、トランクルーム市場そのものも拡大しています。
2024年の国内トランクルーム市場は約850億円、全国の店舗数は14,860店舗まで増えたという調査があります。
トランクルームが「楽」な理由
最大の理由は、運営作業が少ないことです。
一般的な店舗なら、
「売れたら補充する」
必要があります。
しかしトランクルームの場合、
「空いている部屋を貸す」
という仕組みなので、商品在庫を抱える必要がありません。
もちろん、
- 清掃
- 防犯
- 問い合わせ対応
- 設備修理
- 集客
などは必要です。
そのため「完全放置」ではありません。
しかし、無人経営の中では比較的ストック型・省人型にしやすいビジネスです。
一番「少ない資金」で始めやすい無人経営
レンタルスペース

「まずは小さく始めたい」
「できれば100万円前後で挑戦したい」
という人なら、レンタルスペースが候補になります。
レンタルスペースは、
マンションやテナントなどの一室を借りる
↓
家具・設備を設置する
↓
時間単位で貸し出す
というビジネスです。
公開されている2026年の事例では、初期費用45万~70万円程度というケースもあります。
別の事例では、1店舗あたり80万~150万円程度の初期投資が紹介されています。
つまり、コインランドリーやインドアゴルフのような大型設備型ビジネスと比べると、かなり小さな資金から始められる可能性があります。
実際にどれくらい儲かる?
ある公開事例では、
初期投資45万円
のレンタルスペースで、
月商25万円・月利益6.85万円
という実績が紹介されています。
別の運営者の公開データでは、1店舗あたり平均月10万円程度の手残りという例もあります。
ただし、レンタルスペースは店舗ごとの差が非常に大きいビジネスです。
例えば、
- 駅から近い
- 需要のある用途
- 家賃が安い
- 内装費が安い
- 競合が少ない
という物件なら利益を出しやすくなります。
逆に、
「家賃が高い」
「駅から遠い」
「需要のない用途」
の物件を選ぶと赤字になる可能性があります。
その他:コインランドリー
無人経営を考えるなら、コインランドリーも非常に有力な選択肢です。
2025年の国内コインランドリー市場規模は1,155.4億円とされ、前年比でも微増しています。
また、経済産業省は2026年5月に「コインランドリー業界の現状と展望に関する研究会」の報告書を公表しています。
市場そのものは大きく、共働き世帯や高齢者世帯の増加などを背景に需要が拡大してきました。
ただし、コインランドリーには大きな問題があります。
初期投資です。
洗濯機、乾燥機、給排水設備、電気・ガス設備、内装などが必要になるため、数百万円から1,000万円を超える投資になることもあります。
そのため、
「少ない資金で始めたい」
という人には向きません。
一方で、
「土地を持っている」
「駐車場を確保できる」
「住宅地の近くに出店できる」
という人なら、検討する価値があります。
4つの無人経営を数字で比較
ここまでを一度まとめます。
| 業種 | 初期費用目安 | 収益モデル | 人手 | 資金負担 |
|---|---|---|---|---|
| 無人インドアゴルフ | 1,500万~2,500万円 | 月額会員 | 少ない | ★★★★★ |
| コインランドリー | 数百万円~1,000万円超も | 利用料 | 少ない | ★★★★☆ |
| トランクルーム | 約200万~1,500万円など | 月額賃料 | 非常に少ない | ★★★☆☆ |
| レンタルスペース | 約45万~150万円など | 時間貸し | 少ない | ★☆☆☆☆ |
| 無人販売店 | 約150万~550万円 | 商品販売 | 少ない | ★★☆☆☆ |
※費用は業態・物件・設備・ブランドなどによって大きく変わります。
「儲かる」だけで選んではいけない理由
ここが無人経営で非常に重要です。
例えば、
インドアゴルフ
初期投資2,000万円
↓
年間利益500万円
なら、単純計算で投資回収に約4年かかります。
一方、
レンタルスペース
初期投資100万円
↓
年間利益100万円
なら、単純計算では約1年です。
もちろん実際には税金、借入金利、設備更新、空室期間などがあるため、こんなに単純ではありません。
しかし、この例から分かるのは、
利益額だけではなく「投資額に対してどれくらい利益が残るか」を見る必要がある
ということです。
初心者なら「小さく始める」という考え方も重要
無人経営というと、
「1,000万円くらい投資して大きな店舗を作る」
というイメージがあるかもしれません。
しかし、最初から大型店舗を作る必要はありません。
例えば、
予算50万~150万円
レンタルスペース
↓
予算200万~500万円
小規模トランクルーム・無人販売など
↓
予算500万~1,000万円
コインランドリーなど
↓
1,000万円以上
無人ジム・インドアゴルフなど
というように、予算に合わせて選択肢を変えることができます。
結局、どの無人経営を選ぶべき?
「一番儲かるものだけ教えて」と言われれば、高単価の会員制サービスで大きな店舗を作れる無人インドアゴルフは、利益額を大きく狙える業態の一つです。
しかし、必要資金も大きくなります。
「できるだけ楽に運営したい」なら、トランクルームが候補になります。
そして、
「まずは少ない資金で始めたい」
なら、レンタルスペースが候補です。
つまり、無人経営は次のように考えると分かりやすいでしょう。
💰 利益を大きく狙う → 無人インドアゴルフ
😴 運営の手間を減らす → トランクルーム
💴 少ない資金で始める → レンタルスペース
そして、最も重要なのは「無人だから儲かる」のではなく、
「人件費を抑えながら、十分な需要がある場所で営業できるか」
ということです。
無人経営を検討するなら、初期費用だけを見るのではなく、
初期投資 → 月商 → 月間経費 → 月利益 → 投資回収期間
まで計算してから判断するようにしましょう。
特に店舗型ビジネスでは、物件を契約する前の市場調査が利益を大きく左右します。
「無人なら何でも儲かる」という考え方ではなく、自分の資金・土地・時間・得意分野に合った無人ビジネスを選ぶことが重要です。

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