「レンタルスペースを始めてみたいけど、何から始めればいい?」
「店舗を持ったことがないけど、自分にもできる?」
「開業にはどのくらいお金がかかる?」
このように悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
レンタルスペースとは、部屋や建物の一部を時間単位で貸し出すビジネスです。
会議、撮影、パーティー、勉強会、ヨガ、サロンなど、さまざまな目的で利用されています。
この記事では、レンタルスペースの始め方を、初心者でも分かるように順番に説明します。
目次
STEP1:どんなレンタルスペースにするか決める
最初に決めるのは、「誰に、何のために使ってもらうか」です。
レンタルスペースには、いろいろな種類があります。
例えば、
- 貸し会議室
- パーティースペース
- 撮影スタジオ
- レンタルサロン
- ヨガ・フィットネススペース
- コワーキングスペース
- 貸し教室
- レンタルキッチン
などです。
すべての人をターゲットにする必要はありません。
むしろ、
「このスペースは○○に使う場所です」
と分かりやすくしたほうが、お客さんに選ばれやすくなります。
STEP2:利用する人を決める
次に、どんな人に利用してもらいたいのかを考えます。
例えば、
会議室
利用者
→ 会社員、個人事業主、学生など
利用目的
→ 会議、面接、打ち合わせ、勉強会
撮影スタジオ
利用者
→ カメラマン、YouTuber、モデルなど
利用目的
→ 写真撮影、動画撮影、商品撮影
パーティースペース
利用者
→ 友人グループ、カップル、家族など
利用目的
→ 誕生日会、女子会、交流会
このように考えると、必要な設備も決めやすくなります。
STEP3:場所を探す
次は、レンタルスペースとして使える物件を探します。
ここで重要なのが、「その物件を本当にレンタルスペースとして使えるのか?」という点です。
普通の賃貸物件なら、自由にレンタルスペースとして営業できるとは限りません。
そのため、物件を契約する前に、
- レンタルスペースとして利用できるか
- 営業利用できるか
- 不特定多数の人が利用しても問題ないか
- 管理規約に問題がないか
- 騒音などの問題がないか
などを確認しましょう。
「安いから」という理由だけで契約するのは危険です。
STEP4:周辺のレンタルスペースを調べる
物件を決める前に、周辺の競合を調べておきましょう。
例えば、レンタルスペースのポータルサイトで、
「○○駅 レンタルスペース」「○○駅 撮影スタジオ」などと検索します。
そして、
- 料金
- 広さ
- 駅からの距離
- 写真
- 設備
- 利用人数
- レビュー
などを確認します。
難しく考える必要はありません。
要するに、
「近くのライバルは、どんな部屋をいくらで貸しているのか?」
を調べるだけです。
STEP5:物件を契約する
使いたい物件が決まったら、契約を進めます。
ここで特に注意したいのが、契約前の確認です。
レンタルスペースとして利用することを、貸主や管理会社に確認しておきましょう。
また、建物のルールによっては、
- 騒音
- 営業時間
- 看板
- 不特定多数の出入り
- 火気の使用
などが制限されている場合があります。
契約してから「レンタルスペースとして使えなかった」とならないように、事前確認が大切です。
STEP6:レンタルスペースの初期費用を準備する
例えば、
20〜30㎡程度の小さなレンタルスペース
を始めるとします。
一例として、以下のような費用が考えられます。
| 項目 | 費用の目安 |
|---|---|
| 物件の初期費用 | 20万〜40万円 |
| 家具 | 5万〜10万円 |
| 家電・備品 | 3万〜8万円 |
| Wi-Fi・通信設備 | 1万〜3万円 |
| スマートロック | 2万〜5万円 |
| 防犯カメラ | 1万〜5万円 |
| 内装・装飾 | 3万〜10万円 |
| 消耗品 | 1万〜3万円 |
| 写真撮影・掲載準備 | 0〜3万円 |
| 予約・決済システム | 0〜3万円 |
| 合計 | 約36万〜90万円 |
※金額はあくまで一例です。地域、物件、設備、契約条件などによって大きく変わります。
STEP7:部屋を作る
物件を契約したら、実際にスペースを作っていきます。
必要なものは、スペースの種類によって変わります。
例えば会議室なら、
- テーブル
- 椅子
- Wi-Fi
- 電源
- モニター
- ホワイトボード
などが考えられます。
すべてを最初から高級品にする必要はありません。
「利用者が困らない設備」からそろえることが大切です。
STEP8:Wi-Fiを契約する
レンタルスペースでは、Wi-Fiを必要とする利用者が多いため、開業前にインターネット環境を用意しておきましょう。
特に、
- 会議
- テレワーク
- オンライン授業
- 動画撮影
- Web会議
などを目的とするスペースでは、Wi-Fiがあると便利です。
契約するときは、利用できるエリアか、通信速度は十分か、毎月いくらかかるかを確認しましょう。
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STEP9:スマートロックを契約・設置する
無人レンタルスペースを運営するなら、スマートロックも重要な設備です。
スマートロックとは、スマートフォンや暗証番号などを使ってドアを開けられる電子錠です。
例えば、
予約する→支払いをする→暗証番号が発行される→予約時間になったら入室する
という仕組みを作れます。
スタッフが現地まで行って鍵を渡す必要がないため、無人運営と相性が良い設備です。
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STEP10:防犯カメラを設置する
無人で運営する場合は、防犯対策も考えておきましょう。
防犯カメラを設置することで、スペースや建物の出入口などの状況を確認しやすくなります。
例えば、
- 入口
- 玄関付近
- 共用部分
などへの設置を検討します。
ただし、利用者のプライバシーには十分注意が必要です。
カメラを設置する場所や、利用者への表示などについて、事前に確認しておきましょう。
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STEP11:予約システムを用意する
レンタルスペースでは、予約管理も重要です。
予約システムを使えば、
- 空いている時間の確認
- 予約受付
- 決済
- キャンセル管理
などを自動化できます。
さらに、
予約システム+スマートロック
を組み合わせることで、予約した人だけが入室できる仕組みも作れます。
・レンタルスペース向け予約システムおすすめ4選|料金・機能・無人運営を比較
STEP12:ポータルサイトに登録する
スペースが完成したら、いよいよ集客です。
開業したばかりの人は、レンタルスペースのポータルサイトに登録する方法がおすすめです。
代表的なサービスには、
- インスタベース
- スペースマーケット
などがあります。
こうしたサイトには、すでに「レンタルスペースを借りたい人」が集まっています。
そのため、自分でゼロから集客するよりも、利用者に見つけてもらいやすくなります。
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・→レンタルスペース開業後に登録すべきポータルサイト3選
STEP13:スペースの写真を撮る
ポータルサイトに掲載するときは、写真がとても重要です。
例えば、
- 部屋全体
- テーブル
- 椅子
- 設備
- 入口
- トイレ
- キッチン
- 建物の外観
などを撮影します。
写真を見て、
「ここなら使ってみたい」
と思ってもらえることが大切です。
暗い写真や部屋が散らかった写真は、できるだけ避けましょう。
STEP14:料金を決める
料金も重要です。
例えば、
平日:1時間1,000円
土日:1時間1,500円
などです。
ただし、適当に料金を決めるのはおすすめしません。
周辺のレンタルスペースを調べて、
「この地域では1時間いくらくらいなのか?」
を確認しましょう。
STEP15:宣伝する
ポータルサイトに登録したら、SNSなどでも宣伝しましょう。
例えば、
- TikTok
- X
- Googleビジネスプロフィール
- 自分のホームページ
などがあります。
特に写真映えするスペースなら、Instagramとの相性が良いでしょう。
レンタルスペースは毎月いくらかかる?
開業後も毎月かかる費用があります。
例えば、
| 項目 | 月額の目安 |
|---|---|
| 家賃 | 5万〜15万円 |
| 電気・水道 | 5,000円〜2万円 |
| Wi-Fi | 3,000円〜6,000円 |
| 清掃費 | 1万〜5万円 |
| 消耗品 | 3,000円〜1万円 |
| システム費 | 0〜1万円程度 |
| その他 | 5,000円〜2万円 |
| 合計 | 約7万〜25万円程度 |
こちらもスペースの規模や運営方法によって変わります。
特に注意したいのが家賃と清掃費です。
売上が少ない月でも発生する固定費があるため、開業前にしっかり計算しておきましょう。
まとめ:レンタルスペースは順番に準備すれば始められる
レンタルスペースを始めるときは、最初からすべてを完璧にする必要はありません。
小規模なレンタルスペースなら、物件や設備によっては数十万円程度から始められるケースもあります。
ただし、物件の初期費用や家具、設備、内装などによって必要な金額は大きく変わります。
そのため、開業前に、
「最初にいくら必要なのか」
だけでなく、
「毎月いくらかかるのか」
まで計算しておくことが大切です。
そして、開業後は、
掲載する → 予約を受ける → レビューを集める → 改善する
という流れを繰り返していきましょう。
レンタルスペースは、仕組みをうまく作れば、少ないスタッフでも運営しやすいビジネスです。
まずは小さく始めて、利用者の反応を見ながら少しずつ改善していくことが、初心者にとって取り組みやすい方法です。






